ジョークプロジェクト
単三電池を使い切る
単三ブースト電源の製作
! Li-Ionブースト電源も !
友人のホームページに、乾電池残存エネルギー回収装置という記事を見、電圧の下がった単三電池から昇圧型のDCコンバーターを使って、希望の電圧を取り出すブースト電源のアイデアを思いつきました(アイデアと言うより、マネやないか?!)。
つまり、
使い古しの単三3本 → スイッチ → 昇圧DCコンバーター → 9Vその他電圧の電源
というわけです。
善は急げで、早速取り掛かりました。
<さっそく製作>
電池を使い果たすまで、所定の電圧が得られる点と、電圧を電池の電圧+αから、20V余りまで広く設定できる点がミソです。
また、単三4本のSW付きホルダーの1本分の電池スペースにDCコンを組み込めば、ポケットに入れて持ち運べるメリットがあります。
電池ホルダーは、スイッチ付きのものを選び、そのスイッチをDCコンの入りにつなぎます。
DCコンは、下の写真のようなもので、単純明快。VINとVOUT、極性が基板に明記されています。
電圧設定は、青いポテンショメーターから少し突き出した真鍮の小さなネジを回して行うようになっています。基板を斜めにし、ネジを上に向けて、何とかケースに入りそう。
(DCコンは1個100円ほどで、〇-Bayから複数個を既に入手していました。Boost,DCconverter で検索しました。)
すぐに作ってみました。
基板のVIN+とVOUT+の配線に少し太めの銅線を使って、固定の役割を兼ねます。
ホルダーのスイッチを基板のVIN-につなぎ、VOUT-は、出力として取り出します。
一晩で出来上がり、試してみました。 大成功! うまく行きました。とてもローコストです。
写真を添付します。
自作の小型周波数カウンターにも、具合よく使えます。
DCコン自体は、出力の電流容量は2Aとうたっていますが、推奨は1Aです。出力5V時に1A程と考え、設定電圧に反比例で下がると考えておく事にします。
一方、入力電圧は2V~24Vと称していますが、実際には3Vまで下がると、出力設定電圧12Vでは取り出す電流が0.1Aでも、出力電圧が大きく低下します。
使う電池も、1本あたり1.25V位は無いと、ごく小さな負荷でなければ使えないようです。
だったら、4本か5本シリーズにしたら?? ← 一度実験してみようかな。
<Li-Ion電池でもやってみました>
上記を2台作りましたが、使い古しの電池が無くなってしまいました。
そこで、「そうだ! 処分した携帯電話のLi-Ion電池を取ってあった」と思い出し、同じDCコンと、小型のチャージャーを組み合わせて、充電式の電圧可変ポータブル電源の製作を思いつきました。
今度は、
ガラケーの電源 → 小型チャージャー + (スイッチ+)携帯用Li-Ion電池 → 昇圧DCコンバーター
という組み合わせです。
<製 作>
要らなくなったガラケーの電源には、コネクターをDCプラグに取り換えて、また働いてもらいます。hi.
もちろん普通の5V電源を使ってもOKです。
今度の小型チャージャーも、〇-Bayから安価に仕入れました。下の写真のものです。
これも、電源入りの+と-、B+と-(バッテリー)、OUTが基板に明記され、単純明快です。
但しこれは、1A以上で充電するもっと大きな容量の電池用のチャージャーでした。
心臓部にTC4056Aを用いていますが、ネットで調べると、充電電流を変える方法が紹介されていました。
私のボードでは、R3(1.2kΩのチップ抵抗)を3kΩに取り換えれば、400mAに落とせるようです。
それなら、以前のガラケーの電池にちょうどです。
改造したボードを使って組み立てた、Li-Ionブースト電源の写真、下のようです。
ケースには自転車のパンク修理キットの空ケースを使い、部品の取付けには、簡単のため両面テープを用いました。
ケースにはスイッチがついていないので(hi)、小型のスナップスイッチを取付け、電池のプラス極から、このスイッチを介して基板につなぎます。これで、OFFにすれば、電池に影響はありません。
(このバッテリーは、使い切るわけにはいきませんので、念のため)
チャージャーは、発熱が少ないようなので、電池の上に貼り付けました。 ← 無茶するなぁ
上記基板のR3は、小型の3.3kΩと33kΩを並列にして、チップ抵抗を取り外した所に取り付けました。
これもうまく働き、BSアンテナの角度合わせの時にも、BSチェッカーと共に屋根の上で活躍しました。^^)
<補 足>
上記の電源いずれも、DCコンバーターの出力のままなので、ノイズが十分に除去されていません。
このまま無線機の電源として送信に使うには、余り適さないと思います。
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