エレバグキーって、何?


<エレバグキーって何?>

うまい人がバグキーを使って、流れるような符号を打ったり、交信終了のVAで少し長い長点を打って、気持ちのこもったオペレーションをされるのを聞くと、ちょっとうらやましく感じます。

バグキーを打ちたいのはやまやまですが、私のような未熟者が使っても、自分で顔がゆがんでくるような、聞きづらい信号しか出てきません。

私はこの原因を色々考えた(下手だと言う基本的原因を棚に挙げている、hi.)末、バグキーでは短点同士のスペースは正しく出力されるが、それ以外、長点と短点の間や、長点同士のスペースを調整する機能が無いために、未熟練者の符号ではスペースが不揃いになると思い至りました。
多くは、スペースが短くなります。
例えば、「トツー、ツートトト」が、「トルー、ツーロトト」と言った具合です。これではとてもオンエアは無理です。

そこで、これらのスペースを自動的に短点1個の長さに調節するキーヤーを開発したのです。これが、C-MOSを使った“エレバグキー”でした。(1987年、写真、上)

これを使うと、頭にイメージした信号が出力できるようになり、顔がゆがまなくなりました、hi,hi。
これを図で示すと、次のようになります。



<PICを使ったエレバグキー>

PICは、小型でオールインワンのマイコンであるだけでなく、CPUをスリープさせる事で、いらないときには電流消費を殆どゼロにすることも可能な、優れものです。

設計にあたっては、次の事を目標にしました。

 ①   PICマイコンを用い、タバコサイズとする。
 ②   エレバグキー、普通のエレキー、アイアンビック(スクイズ)の3モードを備える。
 ③   メッセージメモリーを内蔵する。
 ④   モード切り替えはスイッチにより、パネル面で位置を確認できるようにする。
    また、メッセージの記録、送信とも、簡単な操作で出来る事。
      (複雑な操作は覚えきれないもので・・・・。)
 ⑤    回路が簡単な事。
 ⑥    単四電池を2本内蔵し、それで動作させる。
 ⑦    モニター内蔵。
 ⑧    不使用時に殆ど電流を消費しないようにし、電源スイッチを切らなくても良いようにする。

よくまー、厚かましい事を並べ立てたものです、hi,hi.

さあ、どんなキーヤーができるでしょうか?



エレバグキー8型

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