ゲートICをやめ、キーマトリックスに替えた8チャンネルメモリー!
エレバグモードの符号をそのまま記録/再生!

エレバグキー8A型




PICマイコンで小型、省電力なエレバグキーに、エレバグモードのメッセージメモリーを搭載した6型、7型は、CQ誌の2003年5月号、2004年5月号に掲載されました。

掲載後多くの反響やPICマイコンの提供依頼があり、全国にエレバグキーが誕生しました。皆さんからの励ましやご要望に応えて、エレバグキーはさらに8型、8A型へと進化しました。冒頭写真のようです。

PICマイコンには、16F819を用います。
動作モードは、アイアンビックと、エレバグの2種類で、それぞれのモードで、8チャンネルのメッセージメモリーが使えます。
エレバグモードの信号も、そのままメモリーに記録/再生できます。
4つのプッシュスイッチで4つのメモリーチャンネルを使い分け、さらに、シフトスイッチのON/OFF切替で、その2倍、8チャンネルが使えます。

8型には、ゲートICの74HC09を使っていたのですが、入手難になったので、8A型では代わりにキーマトリックスを用います。

回路は、下図の通りです。簡易タイプの6C型と共通ですが、メモリーICには24LC256を用います。



JA6BJV 野口OMご協力

メモリーには、24LC256を用います。小さなパッケージに25万余ものメモリー素子が詰め込まれています。何と!
これが400円やそこらで手に入るんですからね。(浦島太郎現象!)
PICの内蔵タイマーでモニターを鳴らし、スリープ機能で、パドルやメモリースイッチが操作されていないときに、マイコンをスリープ状態として、消費電流を殆どゼロにします。

<使い方>

アイアンビックモードの動作は、普通と何も変わりません。

エレバグモードに切り替え、長点パドルを長く押してください。押している間、信号が出つづける事を確認します。
この長い長点を確かめたら、長短点が混じった、K、C、Xなどを打ってみて下さい。バグキー風の符号が出てきます。スペースがうまい具合に取れている事が判ると思います。
またY、M、O、1など、長点が続く符号を打ってみます。慣れてくると、ちょっと気分のこもった信号が出せるようになります。了解のR、最後のVAなど、ちょっと長めの長点を試して見ましょう。

ファンクション設定で、リピートモード、ポーズ、自動CQなどがあります。
またファンクションで、複式キーモード、ノーマル(ダブルレバーパドルをシングルに変換する。ULTIMATIC)モードへの切替えも出来ます。
これらのモードでも、そのままメッセージメモリーに記録/再生されます。

<メッセージメモリーの使い方>
シフトスイッチをまずOFFにします。
プッシュスイッチ(どれでも良い)を2秒くらい押すと、キーヤーがR、BTを出力します。これで、メモリーの記録モードとなります。以前の記録も、この時点で消されます。
そうしたら、必要なメッセージを打ち込みます。記録を開始したときのモードで、記録終了まで記録されます。打ち込みが終わったら、プッシュスイッチを押します。すると、キーヤーはARを出力して、記録を終了します。
もし、BTが出力された後、何も打ち込まずにプッシュスイッチを押した場合、元の記録がキャンセルされただけで終わります。

いずれのプッシュスイッチも全く同じ機能で、異なるチャンネルで動作しています。
メッセージを送信するには、プッシュスイッチを押すだけです。
途中でメッセージを終わらせたい場合は、長点パドルを押します。

シフトスイッチをONにすると、先程のプッシュスイッチが、全て別のチャンネルを起動します。
欧文と和文、平常用とコンテスト用などに使い分けるのも面白いと思います。

<あとがき>
エレバグモードでメッセージメモリーを使ってみると、テープレコーダーのようです。調子のよい時は、うまい信号が、へたな時は、その通りに再生されます。
ワード間の スペースも、操作の通りに再現されるので、アイアンビックモードのメモリーでも、「こんな風に打ったんじゃないのに」といった、期待はずれが少なくなりました。hi,hi.

ひとつおためしを!

プログラム焼き付け済みのPICマイコンを頒布しています。
基板も在庫分、頒布可能です。
ご質問、基板パターン図のご依頼等も、受け付けています。
筆者まで、e-mailをどうぞ。


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